備忘録

2.5舞台 時々J

舞台「K -Lost Small World-」

久しぶりのブログ更新にして突然のジャンル変更。

俳優に落ちたのは何を隠そう舞台刀剣乱舞のせいである(ただし配信のみ視聴)。

ジャニの現場はあのブログ以降もイフオア前楽、ラキセ大阪2days、ウェルセク大阪初日に行っておりますが後ほど思い出せる範囲で書こうかな。

 

さて、見事舞台俳優オタクとして観劇デビューを飾ったのがこちらの「K」という作品です。

原作タイトルだけ知ってる!でも推し出てるし!と軽率にチケット入手。そこから原作(アニメ1期)猛勉強。テスト前で時間なくてとりあえず1期だけ見た。全話見た。見事に泣いた。えっ何これ??推し*1死ぬじゃん??えっ???

いや、そこは置いといて。普通に面白かった。今度時間あれば劇場版と2期見なければ。となりながら世界観とキャラの関係性だけ頭に叩き込んだ。「Lost Small World」はスピンオフだと聞いていたから、とりあえず設定だけは把握しなければ…ストーリーは舞台で初めて取り入れたくてあえて触れず。そして公演約10日前に解禁された情報、「アイドルK*2」同時上演。

…………What's????

アイドル、とは。いやいや、アイドルとは程遠いぜ。この話。だがしかし公式である、らしい。とりあえず推しがアイドルやってくれることは分かった。アイドル畑育ちBBAは死を覚悟した。そして軽率に1公演追加した。

 

前置きはここまでにして、内容を振り返ってみたいと思う。

ネタバレを含みますので、円盤待ちの方は閲覧をご遠慮ください。

 

 

 

 

まずは第一幕、ロスモワ。

冒頭から「ああ…美咲がいる…」ってなった。にわかでもなった。植田圭輔すげえ、ってなった。全力投球の八田美咲。いや、美咲生きてるよ。動いて喋ってるよ。と初めて生で2.5次元舞台を観た人間はまず固まった。そんで次に出てきた猿なー!!!!!安西猿比古!!!!やべえ!!!!!わたしのロスモワの感想9割安西猿比古で形成されてるってくらいやべえ!!!!!もっとやべえのはだいぶ後なんだけど、この時点であれっこれ決別の物語だったよな…???ってなった。いやいや猿比古くん美咲大好きじゃん…「いいよ美咲、今のは100点だ」めちゃくちゃ良い声で何聞かされてるんだろうわたし。

ちなみにロスモワを知らない方ににわかが観劇前に詰め込んだ知識をざっくり申し上げますと、「対立する2大勢力のNo.3同士が実は元親友で、その出会いから決別までを描いたスピンオフ作品」という感じです。あとはググって。あと原作読んで。わたしも買うから。

そしてそんなこんなで猿比古の父である仁希登場。いや…また天才がいたよここに…原作未読だから原作ファンの方の中の仁希像が分からないけれど、荒牧仁希に鳥肌立ちました。いやだってわたしが知ってるのあらまんばちゃんだもん…これほんとに荒牧慶彦…??わたしの知ってるあらまっきー…???ふう。すごいよなあ役者さんって。このタイミングで思うことじゃないけどまあ思いますわな。ご本人が悩みに悩んだ笑い方もそうだけど、個人的には「おサルゥ?」の呼び方のバリエーションの方がすげえなって思いました。マジでムカついただって。第一印象は最悪です。だって息子の友達捕まえて口にカマキリ突っ込むってどんな発想なんだよ…

はいそして!来ました!待ってました!赤の王・周防尊様のご登場です!草薙出雲もいるよ!十束多々良もいるよ!どうでもいいですがこの吠舞羅*3幹部組が推しです。吠舞羅命。ひーーーー和田みこかっこいい…色気…色気だだ漏れてるちょっと待って…と頭を抱える。2日目は最前列だったのでもちろんガン見です。メインで演技されてる役者さんの後ろで、煙草ケースから取り出して口に咥えて火をつける一連の動作。しっかり見てました。ちゃんと右手に火灯して…ああ…尊さん…とここでも頭を抱える。ちょっと待って天井に向かって煙吐き出さないでかっこよすぎて死ぬ。輝海さんの出雲と前山さんの十束さんも生きてるけどちょっと待ってねー今和田雅成の周防尊でキャパオーバーだからねーとなること数回。BAR HOMRAに宗像さんがかけてきた電話を猿が取るシーンが好きです。十束さんの「たまにはキングが重い腰上げてくれたらなって」に対する「腰は上げたぞ」…うん、うんせやね…腰は上げたね…お猿の電話切っただけやけどね…偉いよキング…(モンペ)わたしの癒しはアンナちゃんだ…ハケる時のアンナちゃんのペタペタっていう靴音がめっちゃ可愛かったです。

そういや書くタイミング逃してたけどOPも凄かったんですよ…アニメ映像でもこう動かすだろうなっていうOP…歌唱が植田圭輔と安西慎太郎っていうのも良い。というか曲が良い。スタッフさんお願いCDにしよう。あー始まったなって思った。

セプター4*4ももちろん素敵でした…!まりむらさんの淡島世理がほんっっっっとに美人でな…太もも…太ももエロい…と超至近距離で拝ませて頂きました。眼福。一海さんの室長も超高速パズルのシーンでは笑いそうになったけどそれ以外は王の貫禄漂ってました。猿がセプター4に勧誘されるシーン、赤の王と青の王の対面。はーどっちもかっこいい…わたしもあの2人に挟まれたい…

安西慎太郎の凄さを感じたのは何と言っても仁希の亡霊に付きまとわれる一連のシーンのお芝居なんですよね。そこにいるはずのない死んだ仁希が猿にだけは見える。仁希に向けた言葉と気遣う何も知らない周囲に向けての言葉の温度差。もちろん温度が高いのは仁希に向けた言葉の方。去り際アンナに言われた「まだいる、おばけ」っていうこの言葉。いつの間にか、いや、初めからか。猿の根底に仁希がいるんですよね、血は争えない。「俺の世界に、お前はもう、いらない」「そうか、これがアリの巣だったのか」あれだけ大切だったはずの美咲のいる世界をグッチャグチャに壊したその瞬間、自分は仁希の血を引いた息子だと自覚するんですよね…これ以降の猿の「みぃーさぁーきぃー?」が仁希の「さーるひこぉー?」とそっくりで、うわすげえ…と。セプター4に正式に加入した後、双子*5を追いつめ、赤と青2色を纏い、戦い、そして勝つ。「どうだ…見たか美咲!!!」しかし隣に美咲はいない。ちょうど下手側の席だったので暗転前の猿比古の顔がよく見えたんですが、我に帰ったというよりもようやく思い出した、という表現の方がしっくり来そうな表情。力無く垂れ下がる両腕があれほど悲しいと思ったことはないです。一番の名シーンと呼んで差し支えないでしょう。

阿耶も個人的には事前情報無しの初見キャラでしたが、いやあ…さきっちょすっげえな…って感じ。ほんとは猿比古のこと好きで好きで仕方ないのに、素直に慕えなくて対等に張り合える存在になろうとする阿耶が愛しくてたまりませんでした。こう見ると伏見一族のDNAはきっちり受け継がれてますよね。大好きな猿比古を美咲に取られたくなかった阿耶と、大好きな美咲を尊や吠舞羅に取られたくなかった猿比古。猿比古の場合もうちょっと感情は複雑ですが。だって猿比古ってこの世の全てが嫌いだったんですよ…??それがいつの間にかこの世の全て(美咲を除く)が嫌いに変わって…でもいつしか美咲は昔のようにキラキラした目で自分を見てくれなくなって…2人で世界ぶっ壊そうぜ!って言ってた頃の美咲はいなくて…美咲だけが自分を理解してくれてたら良かったのに、美咲は周りにも猿比古を理解させようとして…そんな美咲はもう猿比古の世界にはいらないんだって…うんこれわたしは何を見せられてるんだろうね… ただそうすると、仁希は一体何を誰に取られたくなかったのだろうか。猿比古を、誰に渡したくなくて、わざと恐怖と怒りと憎しみで縛り付けたのだろうか。その辺はKクラさん方が考察してくださってるだろうと思いますので割愛。

 

そして舞台は第二幕、アイドルKへと移ります…が。

アイドル畑で生きてきた人間頑張りすぎました。多分レポがこの2倍くらいあります2公演分なので。というわけでアイドルKについてはまた後で!載せたいと思います!先に申しげますと8割方和田尊さんの話しかないです(近くの他メンより遠くの自担タイプ)

それでは、お付き合い下さりありがとうございました。

*1:役者の方ですキャラではない

*2:「抜刀総選挙」でググろう

*3:周防尊率いる赤のクラン

*4:宗像礼司率いる青のクラン

*5:湊速人、秋人兄弟